虫歯治療

お口の違和感に気づいたら

虫歯は、早期に発見できれば痛みもほとんど感じることなく治療をすることができます。しかし初期の虫歯は痛みなどの自覚症状がほとんどなく、ある程度進行してから歯がしみたり痛みが出るようになります。そして症状が進むほどに治療も複雑化し、治療期間も治療費もかさんでしまいます。

そのため、日頃から自分のお口の変化に気を配るように心がけ、もし何か違和感があるときには、なるべく早めに歯医者に受診することが大切です。

虫歯の早期発見・早期治療に
よるメリット

  • 歯が痛む前に対処できる
  • 初期の段階であれば簡単な処置で済む
  • 治療費を安く抑えられる
  • 治療期間が短くて済む
  • 治療のため通院回数が少なくて済む

「歯医者に行くのが遅くなって
しまった…」という方もご安心ください

患者様の中には忙しかったり、そのほかの理由で「なかなか歯医者に行けなかった…」という方もいらっしゃるかと思います。当院では、患者様のその時のお口の状態に合わせた最適な治療をご提案しております。どうぞ安心してご相談ください。

当院の虫歯治療の
3つの特徴

特徴1◆痛みの少ない・やさしい
虫歯治療

患者様が治療時の痛みやストレスをなるべく感じることのないように、当院ではさまざまな配慮をしています。「麻酔注射や治療の痛みが怖い…」という方にも、安心して診療を受けて頂いております。

事前の表面麻酔

歯茎に麻酔の針を入れる前に表面麻酔を行います。塗るタイプやシールタイプのものですので、表面麻酔には痛みはありません。これにより、針が入る時のチクッという痛みを感じることなく本麻酔を行うことができます。

超極細の針を採用

注射の針は細ければ細いほど痛みを軽減することができます。当院では注射針にもこだわり、非常に細い種類の針を採用しています。

麻酔薬を人肌に温める

麻酔注射をするときに感じる痛みの原因の一つに、麻酔液の温度と体温との温度差があります。事前に麻酔液を人肌に温めてから用いることで、麻酔時の痛みを軽減することができます。

痛みを抑える手技・優しくお声かけ

ゆっくりと痛くないようにスピードと圧力に配慮をしながら麻酔液を注入することで、麻酔時の痛みを最小限にしています。また、治療中においても優しくお声がけをするなどして、常に安心して治療を受けていただけるよう配慮をしております。気になることは、どうぞ遠慮なくお申し付けください。

特徴2◆なるべく削らない・歯を
長持ちさせる虫歯治療(MI治療)

歯は一度削った部分が元の状態に戻ることはありません。また歯は削るほど脆くなり、虫歯が再発するリスクも高まります。そのため、ご自身の大切な歯を長持ちさせるためには、虫歯に侵されていない健康な歯の部分をなるべく削らない「MI治療(=Minimal Intervention -低侵襲な治療)」を行うことが重要です。

当院の虫歯治療では、このMI治療を重視しています。必要に応じて拡大鏡やマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を駆使し、可能なかぎり「虫歯の部分だけを削る」ことを徹底することで、患者様の歯を長持く保てるよう努めています。

特徴3◆再発を予防する・治療後も
しっかりとサポート

治療を終えた後、患者様が再び虫歯を繰り返さないように「予防ケア」にも力を入れています。予防のプロである歯科衛生士と連携しながら、定期的な検診やメインテナンスを通じて、患者様の将来を見据えた歯の健康づくりも末長くお手伝いします。

虫歯になる原因について

毎日の食生活や生活習慣、虫歯の原因菌の感染など、虫歯になる原因は様々です。中でも最大の要因としてあげられるのがプラーク(歯垢)です。

人の口の中にはたくさんの細菌が存在していますが、虫歯の原因菌(ミュータンス菌)は歯に残った食べ物の糖分を取り込んで酸を生成し、この酸が歯の表面のエナメル質を溶かすことで虫歯が進行します。プラークは、これら細菌と酸が一体となったものであり、虫歯予防のためにはプラークの抑制(プラークコントロール)が非常に重要となります。

毎日の歯磨きなどのホームケアとあわせて、歯科医院での定期的な検診と専門的なプロフェッショナルケアを受けることで、適切なプラークコントロールを行い、大切なご自身の歯を一緒に守っていきましょう。

虫歯の進行段階・それぞれの
治療法

  1. C0:ごく初期の虫歯 歯の表面のエナメル質が溶けはじめ、白く濁っている状態です。まだ歯に穴はあいておらず、痛みを感じるといった自覚症状はありません。適切なブラッシングとフッ素塗布などにより治せる場合もあります。
  2. C1:エナメル質の虫歯 歯の表面のエナメル質がさらに溶け、黒ずんでいる状態です。冷たいものがしみる場合がありますが、まだ痛みなどの自覚症状はほとんどありません。虫歯の感染源を取り除き、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて治療します。
  3. C2:象牙質の虫歯 エナメル質の内側にある象牙質にまで虫歯が進行した状態です。冷たいものや甘いものがしみたり、時々痛むといった症状があります。虫歯の感染源を除去し、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて治療します。
  4. C3:神経まで達した虫歯 歯の内部の神経にまで虫歯が進行した状態です。熱いものがしみたり、ズキズキと激しく痛むといった症状があらわれます。汚染された歯の神経を除去し、神経が入っていた管の内部を消毒して薬剤を詰める処置(根管治療)を施して、被せ物をします。
  5. C4:歯根まで達した虫歯 歯の大部分が溶けてなくなり、歯の根にまで虫歯が進行した状態です。神経が死んでいるため一旦は痛みはなくなりますが、歯根部に膿が溜まると再び痛みが出はじめます。多くの場合において抜歯が必要となります。抜歯後に入れ歯やブリッジ、インプラントなどで失った歯の機能の回復を図ります。